校長より

        『 夏休みにに向けて 』

 

 学校が再開され、通常登校となりましたが、感染拡大のリスクがなくなるものではありません。一人一人が感染防止を心掛け、感染拡大を防いでかなければなりません

 東京都をはじめとして、大都市圏ではコロナウイルスの感染者数が4月、5月より増えている状況です。コロナウイルス感染症については、長期的な対応が求められるため、夏季休業中においても、手洗いや咳エチケット、「3つの密」を避けるなど、「新しい生活様式」を身に付け、自身と周りの人の命を守る行動をとることを習慣化してください。

 コロナウイルス感染症対策が続く中でも、社会は動いています。九州における豪雨被害、民間初・有人宇宙船打ち上げ成功、アメリカと中国の対立など、様々なことが起こっています。皆さんがそこに関わるかどうかは分かりませんが、その場面に遭遇した時に、皆さんは大きな選択を迫られることになります。

 特に、これから訪れるかもしれない感染第2波や自然災害などについては、冷静沈着さ、秩序感覚、他人に迷惑を掛けない心構えを忘れてはならないと思います。「窮地にこそ人間の真価が現れる」と言われていますが、窮地に大小はあると思いますが、皆さんにも真価が問われることが訪れると思います。

 災害等に対する日本の秩序ある行動には、全世界が敬服しています。日本人にすれば当たり前のことが、外から見れば不思議な現象と映っているようです。

 昨年、フランス女子ワールドカップ終了後、日本人サポーターが観客席でゴミ拾いを行なっていたことに海外メディアが脚光を当て、「日本人が再び一流の振る舞い」と称賛の言葉を送っていました。日本の文化だと言ってしまえばその通りなのかもしれませんが、そうした人となりを教えているのが保護者であり学校教育であると私は思います。

 始業式でもお話ししましたが、私は、他の人を思いやる優しい気持ちが多くなればなるほど、自分自身の「心」が豊になると信じています。

 「やさしさに勝る強さなし」ともいわれています。皆さんのやさしさで周りを幸せにして、「青陵高校、一流の振る舞い」と称賛されるような学校にしてほしいと思います。 

                    埼玉県立川口青陵高等学校長 梅澤 秀幸